柿の専門

【柿の博物館】 第21回 春の柿

柿の博物館 ~柿の豆知識~

柿の葉の天ぷら

柿の葉はお寿司を包むもの」という印象が強いのですが、春の柿の葉は食べられるのです。

黄緑色の柔らかな若葉が出てくる頃の柿の葉を収穫して、天ぷらの衣をつけて揚げると「柿の葉の天ぷら」が出来上がります。

味はたけのこに近い風味がします。 一度お試しください!

霜対策

春遅くに降りる季節外れの霜は、柿の栽培にとって厄介な存在です。
柿の木に霜がおりると、新芽が枯れてしまい実がつかなくなり、今年の収穫はおろか翌年の収穫もできなくなってしまいます。

そのためファンやスプリンクラーなどを使って対策するところもあるようです。

摘蕾(てきらい)

「柿の木にはたくさん実を成らせた方がいい」と思われがちですが、すべての蕾を実にすると、養分が分散し、柿が小さくて甘くないものになってしまいます。

そのため、春には残す蕾を選定する「摘蕾(てきらい)」が柿の栽培にとって大切です。
秋の収穫に向けて、すでに春から柿の栽培は始まっているのです。

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