柿の専門

【柿の博物館】第2回 富有柿について

柿の博物館 ~柿の豆知識~

富有柿の名前の由来は?

富有柿の原産地は現在の岐阜県本巣郡巣南町居倉といわれています。

1857年に小倉初衛さんが初めて栽培した柿がすばらしく、その土地名にちなんで「居倉御所(いくらごしょ)」と呼ばれていました。

その頃同じ村落の福島才二さんが自家の柿に居倉御所を接ぎ木して、見事な柿を実らせました。

福島さんは品評会でこの新品種の柿を世に問うことを考え、名前を「福寿」「富有」のいずれに迷った末、古典『礼設』中にある「富有四海之内」の言葉を採用して「富有」と命名しました。

なぜ「甘柿の王様」と呼ばれているのか?

富有柿は、形・甘さ・果汁が多く食味に優れることから「甘柿の王様」と呼ばれています。

完全甘柿で、出回りは11月が中心です。
奈良県、和歌山県、福岡県は生産量1万t以上を誇る柿生産御三家です。

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