柿の専門

【柿の博物館】 第6回 柿渋って何?

柿の博物館 ~柿の豆知識~

柿渋の正体は?

「渋」とは、一般にタンニン質の事を言い、未熟な果実や種子の中に多く含まれています。その代表的なものが柿渋です。

タンニンは植物にとって自己防衛の役割を果たしてくれる物質のようで、渋柿の果肉に含まれるタンニン(渋み)は未熟な種子を外敵から守っています。

柿渋はどこで使われている?

柿渋といえば、天然の防水加工。
漁民にとって高価だった漁網の強度向上のための網染め染料、酒づくりの際の酒袋の補強・染色材などの用途に使われてきました。

最近では、その独特な風合い・発色をいかして布地の染色や、自然素材の塗料として使われています。

奈良式柿渋とは?

「奈良式柿渋」は、柿の渋味の元となるタンニン細胞に着目した、奈良県の特許技術を採用した製造方法です。発酵や熟成の過程で数年かかる従来の柿渋製造法とは違い、柿タンニンの高速抽出法により製造された柿渋です。

発酵させないので柿渋本来の臭いもなく、純度の高い無臭柿渋です。

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