柿の専門

郷愁の柿⑱ 第二話 つるし柿が渋い

商品紹介

「郷愁の柿」に使われている「つるし柿」は西吉野原産の渋柿「法連坊柿」を干したものです。

この「つるし柿」は冬の保存食として食べられるほか、お正月のお飾りなどにも使われています。法連坊柿を干す光景は西吉野の冬の風物詩となっています。
何百年も続いてきた風景。でも、近年では農家さんの高齢化やお正月の時季を逃してしまうと値崩れしてしてしまうことから、法連坊柿は姿を消しつつありました。

何とか法連坊柿を残せないだろうか。
そんな気持ちで「つるし柿」の販売を始めたのですが、困ったことが起きたのです。

例年より寒く、乾燥した冬に「渋」が抜けきらない商品が出てしまいました。
「つるし柿」はひもに柿を20個つるしているのですが、その20個すべてが渋いわけではありません。渋さの感じ方にも個人差があります。
それでもお客様から「渋い」と言われれば、返品に。
返品の際、お客様からの送料はもちろん着払いです。さらに商品の再送すると商品代の3倍の出費になり、大赤字になります。

仕入れを担当していた社長は大変だったそうです。
「また、渋が抜けていないかもしれない」と毎年ビクビクしながら、契約農家のつるし柿を仕入時の試食するのが嫌になり、農家さんには「1個が渋いから全部返品」とはなかなか言えず悩んでいました。

「返品になるかも」。自信を持って売れない商品は、売れなくなってゆき、ついには在庫が余るようになってしまいます。

「つるし柿」の販売をやめようか。社内で何度も話し合いました。
もう、後がない。そんな時に社長の目についたのが、業務用に作っていた「種なし柿」という商品でした。

次回は、第三話「郷愁の柿」誕生!

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