柿の専門

ものづくりの原点 6

①会社について

父の幼馴染の大工さん
橿原の自宅や、会社の旧事務所も建てた。

小さな頃から私は、楽しそうに掛け声をかけながら仕事をしている姿を見ていた。
木からすべてを作り出す「ものづくりの原点」をその頃から見て、実際に手伝って育ってきた。
見て覚える。そんな世界で一体今何をして次は何が必要なのか自分で考える。

要領よく働くことも覚えた。職人さんはできないという言葉は出さない。「こうしたい。」とあれば「できるが高くつくよ。」ともいうが、「できない」の言葉もなく即座に代替え案を今までの経験で提案する。そもそも相手が何をしたいのかを考えないと、提案が全く違ってくるので重要だ。
究極の現場主義だった。

何を生み出すのか、ものづくりの原点を考えるとここにあったかもしれないと考えている。父も同じ気持ちだったのだろう。いつも大工さんが来ると「こうしたい、ああしたい」と夢を語っていて楽しそうだったことを思い出す。

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