柿の専門

柿を科学する会社 13

2009年に柿渋を作るようになったが、品質が安定しなかった。奈良県が特許を取った製法で奈良式柿渋として無臭の柿渋を作ることを考えたが、実験室で作るのと工場生産では予想しなかったことが起こる。工場生産は、難しかった。
 まずは基本の薬品を使った濃度の測定であった。その後、柿の葉のビタミンC、柿酢のアルコール・酢酸濃度、カテキンの測定など、成分の分析ができるようになっている。大学の先生や、研究室の担当者の努力により今では栄養成分の保存や、製造方法の改善などに役立つことができるようになった。
 危険な薬品や、大きな設備などが必要となるがが、品質の安定と他社との差別化という点ではその功績は大きい。今では「柿を科学する」ということで会社のコンセプトとして大切にしている。

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