2023年を振り返った感想として、「忙しい年だった」。毎年忙しくなる印象で、落ち着いて考える時間が年々なくなっているように思います。誰しもが思うことかもしれないのですが、忙しさからの脱却をいつも考えています。「バタバタ貧乏」昔の人はうまく言ったものですね。
今年は、在宅ワーカーの方といろいろなチャレンジをする年となり、8月には「所さんのお届けものです」でグランプリでテレビ出演、コロナの終息の反動や干し柿ミニ羊羹の商品開発などで過去最高売上を記録。夏の高温により、富有柿の凶作、価格高騰、仕入不足で、2024年の製造制限を決定と10品目以上の値上と続きました。大きな喜びと来年に向けての不安でいっぱいの年末となりました。しかし、ブログの再開は私にとって大きな喜びで会社にとって、今後必ず必要となるものであると確信しています。
会社も、人生も私は同じであると最近思います。生まれ、成長し、成熟期が訪れ、衰退がはじまり、終焉を迎える。自分の成熟期と子供の成長、親の老化が同時に起こるのと同じように、各従業員にもそのライフサイクルは必ず起こります。無理をせず働き方を工夫するなどの必要性を感じます。昔は男性は仕事、女性は家庭という風潮がありましたが、もう通用しない世の中となり、今後もっとその変化は加速していくと思われます。
私も、今年は親として、出来ることのない無力さを実感し、子供の自立へのステップを受け入れることに苦労しました。子育てをしてきた人は皆経験しているのだなと感心したし、親への感謝の念を持ちました。今年は6月頃だったか「朝礼に基本的に参加しない、17時で帰宅する」と言って家庭重視の宣言をしました。妻の会社役員への登用を控え、多くの従業員の皆さんに負担を強いてしまった年となりました。
しかし、私はいつも「ピンチは、チャンス」と言い続けるようにしています。このような年にこそ、各自が自覚をして自立をするチャンスとなること、凶作の年は、新商品を作る最大のチャンスにもなることを伝え、行動できる人、したい人に仕事を任せるようにしています。共に働き方改革を進めていきたいと考えています。
今年は、ありがとうございました。来年も、皆様にとって良い年でありますことを祈願しております。
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