柿の専門

【柿の博物館】 第16回 柿のヘタの秘密

柿の博物館 ~柿の豆知識~

ヘタで呼吸

柿のヘタはとても大きな意味を持っています。
収穫後も柿は呼吸し続けますが、酸素を取り入れて、二酸化炭素を出すガス交換の約6割をヘタが行っています。

他の果実には、果皮の表面に気孔がありますが、柿は果皮でなく、ヘタに気孔があるからです。

保存にも重要なヘタ

柿を保存する時はヘタを下にして置くようにしましょう。
下にする事で呼吸量が制御されて新鮮さがキープされます。

また、ヘタが乾燥しないように水で濡らしたキッチンペーパーでヘタを湿らせておく事で、さらに長持ちします。

ヘタの利用法

柿のヘタはしゃっくりを止める効能があり、漢方薬の原料である生薬としても使われています。

ちなみに、柿の専門では「柿けーき」の真ん中にヘタを乗せて、全体が柿に見えるようにしています。

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